ヒント
問2.大腸菌の遺伝子数から全アミノ酸数を計算し,さらに翻訳領域の塩基対数を求める。
計算
47. 塩基の割合とDNA 次の文章を読み, 下の各問いに答えよ。
ら3000種類のタンパク質が合成される。 ただし, 1 ヌクレオチド対の平均分子量を660, タ
「ある細菌のDNA の分子量は 2.97×10° で, アデニンの割合が31%である。 このDNAか
ンパク質中のアミノ酸の平均分子量を110とし、塩基配列のすべてがタンパク質のアミノ
酸情報として使われると考える。また、ヌクレオチド対10個分のDNA の長さを3.4mm
とする。(1nm=10-m) また, ウイルスには,いろいろな核酸を遺伝物質としてもつもの
がある。なお, 答えは有効数字2桁まで求めよ。 (有効数字については, 付録③ (p.168)を
参照。)
問1. この DNAに含まれるグアニンとチミンの割合をそれぞれ記せ。
問2.この DNA は何個のヌクレオチド対からできているか。
問3. この細菌のDNAの全長はいくらになると考えられるか。
問4.この DNA からつくられる mRNA (伝令RNA)は,平均何個のヌクレオチドからで
きているか。
問5. 合成されたタンパク質の平均分子量はいくらか
の処
問6.表は4種類のウイルスの核酸の塩基組成 [モル%] を調べた結果である。 以下のア~
エのような核酸をもつウイルスを, ①~④ からそれぞれ選べ。
ア. 2本鎖DNA
1本鎖DNA ウ. 2本鎖RNA
イ
エ. 1本鎖RNA
ウイルス
(2)
塩基組成 (モル%)
A
C
G
T
29.6 20.4 20.5
29.5
30.1
15.5
29.0
0.0
24.4
18.5
24.0 33.1
27.9 22.0
22.1
U
0.0
25.4
0.0
0.0 28.0
( 福岡歯科大改題)
ヒント
問5. タンパク質1つ当たりのアミノ酸の数を求め、アミノ酸の平均分子量をかければよい。
問6.2本鎖と1本鎖の構造の違いから考える。