coers
(ⅡI) 誘電体板の挿入 6~
co
CA
下図1の+Q,-Q に帯電した極板間に比誘電率&rの誘電体板を挿入す
ると,真空部分の電場Eは変わらないが, 誘電体内の電場はE/Erとなる
(図2)。&>1より誘電体を入れることによりその部分の電場を弱くしたこ
とになる。
ぶんきょく
これは誘電体の表面に電荷が現れ(誘電分極),電気力線の一部を消すため
だ。誘電体には自由電子がない。電子は原子 (あるいは分子)内でしか動けな
いので、導体のように内部の電場を0にまではできない。
同
図1と2を比べると, Qは同じだが, 図2の方が誘電体部分の電場が弱く
電位差が小さい。 よって図2の方が電気容量が大きい。 誘電体はどこへ入れ
ても電位差は同じだから, 入れる位置は電気容量に影響しない。
図3のように誘電体の上面と下面に薄い金属板を入れても電気容量は変わ
WHOSEN
らないから,図2の電気容量は図4のように3つの部分の直列として求める
ことができる。
(0)
E
****
+Q
- q
+ q
-Q
+ Q.
E
Er
E
* * * * * -Q.
に
+Q
薄い金属板
+q
-Q
+Q
0000
-Q
+Q
-Q
-9
+q
9 99
+Q
Q
+Q
--Q
+Q
-Q