例題16
力がする仕事
基本問題 108. 109, 標準向腿 11
図のように,水平面上に置かれた質量 m[kg]の物体にひもをつけ, 水平
から30° の向きにF[N]の力を加え続けて, ゆっくりと Im]移動させた。
この間,ひもの張力, 動摩擦力が物体にした仕事はそれぞれ何Jか。
m [kg]
F[N]
イ30°
130°
-1[m]
旨針 W=Fscosθの公式を用いて計算する。ゆっ
くりと移動させているので, 物体にはたらく力はつりあ
っており,動摩擦力の大きさは, 水平方向の力のつりあ
いから求められる。
解説 ひもの張力がした仕事 W. [J]は,
動摩擦力がした仕事 W。は, W=Fs cos0の公式を用い
ると,動摩擦力が物体の移動する向きと逆向きにはたら
くことを考慮して,
3 FL (J)
1 5
V3F
W2=-
2
×1Xcos180°=-
2
3 FLJ)
Advice
カFがする仕事は, (水
平方向の分力)× (移動距離) からも
V
W=Fscos0 から,
W=Flcos30°=
2
動摩擦力の大きさをf[N]とすると, 物体にはたらく水
平方向の力のつりあいから,
求められる。水平方向の分力の大き
V3
さは,Fcos 30°== Fである。こ
30°
の値は,直角三角形の辺の長さの比
を利用しても求められる。
13F
Fcos30°-f=0
f=Fcos30°
2