(2) 糸の張力の水平成分Ssin0=mgtan0が向
心力となる。運動方程式 mro?3Fから、
uPoint 同心力は, 重力や摩擦力のような力
の種類を表す名称でなく, 円運動を生じさせる
原因となる力の総称で, 常に円の中心を向く。
bAs
基本例題29 鉛直面内の円運動
基本問題 206
図のように,質量mの小物体が, 摩擦のない斜
面上の高さんの点から静かにすべりおりた。斜面
の最下点は半径rの円の一部になっている。重力
加速度の大きさをgとして,次の各間に答えよ。
ト(1) 斜面の最下点での小物体の速さを求めよ。
(2)..斜面の最下点で,小物体が面から受ける垂直抗力の大きさを求めよ。
m
つは、
h
の式
2 6
体の向心力になる。半径方向の運動方程式
1HAN
指針
(1)では,力学的エネルギー保存の
法則から速さを求める。 この結果を用いて,(2)
では,最下点での半径方向の運動方程式を立てる。
解説
v2
=N-mg
m-
r
N
(1) 最下点での速さをひとし,す
(1)の結果を用いて,
2h)
ベり始めた直後と最下点に達したときとで, 力
学的エネルギー保存の法則を用いる。 最下点を
高さの基準とすると,
N=mg(1+
mg
r
Point 鉛直面内の運動は等速円運動となら
ないが,各瞬間において, 等速円運動と同様の
運動方程式を立てることができる。
mgh= mu°
リ=V2gh
2
(2) 重力と垂直抗力の合力が, 最下点での小物