る。タッチスイッチには様々な方式があるが,ここでは比較的簡単に実現できる
B 人体とタッチ電極間に発生するコンデンサーの電気容量を利用したタッチス
イッチはスマートフォンをはじめとした家電製品,産業機器等で広く使われてい
k なぶ
方式について考える。
人体と電極の間に生じる電気容量を検出することを目的として,図2のように
電圧Vの直流電源原,スイッチ, 抵抗値 Rの抵抗,電気容量Cのコンデンサーを
導線でつなぎ,Gを接地する。はじめ,スイッチをa 側に入れて十分に時間が
経過したのち,スイッチをb側に入れかえる。このときのコンデンサーの電圧
V。の時間変化をオォシロスコープで測定すると,図3が得られた。図3の横軸は
時間,縦軸は V。を示すものとする。また, 図3の点Sはスイッチをa側からb
側に入れかえた瞬間を示している。
スイッチ
P
R
b
arンャンサ
V
し
G
図 2
S
図 3