図2のような,電圧が一定の直流電源を含む回路を考える。この回路に用いたすべり
抵抗器では, AP間の抵抗値は APの長さに比例し, Pが右端Bにあるとき最大とな
る。起電力 Eo, 内部抵抗 r。の電池を用いたとき,検流計に流れる電流が0になるよ
うにPの位置を調整すると,AP間の抵抗値は R。になり,電流計の示す電流値は I。
であった。このとき,起電力 E。と電流値 I。の間に
次に,Pの位置を動かさずに,電池を起電力 E,内部抵抗r」の別の電池に置きかえ
ると、検流計に電流が流れた。その電流が0になるようにPの位置を右に移動して調
整すると,電流計の示す電流値は再び I。となった。このとき,電池の起電力の間の大
の関係が成りたつ。
小関係は
であり,すべり抵抗器の AP間の抵抗値は
と表される。
直流電源
電流計
すべり抵抗器
A
P
B
検流計
電池
図2