84 内接円の半径(ⅡI) 四
∠C=90° をみたす直角三角形ABCにおいて, BC=a, CA=6,
AB=c, 内接円の半径をrとする。
(1) c=a+b-2r が成りたつことを示せ.
(2) 三角形の周の長さと内接円の直径の和が2のとき,cをで
表せ.
ESTATEEN
精講
83 も内接円の半径がテーマですが, 違いは本問の三角形が直角三角
形であることです. このときは,内接円の半径は三角形の面積がわ
からなくても求めることができるというワケです。 こういうときに
2つ覚えるのはメンドウだから,一般の三角形で有効な前問だけ頭に入れてお
いて1つですまそうと思ってはいけません. もし, (1)の誘導なしで (2)が出てく
ると,試験中に解けないことになってしまう可能性があるからです.
KADO
解答
(1) 内接円と辺BC, CA, AB との接点を
それぞれ, D, E, F とおくと,
CD=CE=r だから,
& 200 M
AE=b-r, BD=a-r
ここで, BF=BD=a-r, AF=AE=b-r
AB=AF+BF だから,c=a-r+b-r
②ポイント
B
a-r
D
r
r
a-r
r
139
CrE
よって.c=a+b2r
(2) 条件と(1)より、a+b+c+2r=2,c-a-b+2r=0?
よって, 2c+4r=2 ∴.c=1-2r
·b-r
辺の長さをα,
第