230 点 (0, 1) 通り, 曲線 y=x-kx2 に接する直線がちょうど2本存在するとき, 実数k の値お
よび2本の接線の方程式を求めよ。
曲線y = x-kx 上の点をP(t, ピーkt) とおく。
y'=3x-2kx より, 点Pにおける接線の方程式は
y-(3 kt) = (3t2-2kt)(x-t)
これが点 (0, 1) を通るから
(大阪大)
1-(3
すなわち
=
kt) (3t2-2kt)(-t)
2t3-kt+1= 0
...
... ①
3次関数のグラフの接線は, 1本の接線に対して接点は必ず1点に定ま
るから, 求める条件は, tの方程式 ① が異なる2つの実数解をもつこと
である。
f(t) = 213-kt+1 とおくと
f'(t)=6t2-2kt=2t(3t-k)
k
3
ここで,f()=1,f(458)=
k³
+1 である
27
から, y=f(t) のグラフは右の図のようにな
y=f(t)
y
ればよい。
0
k
3
y=f(t) のグラフがt軸
と異なる2点で共有点を
もつようにすればよい。