設問解説
し
問1
形容動詞は、物事の性質・状態、人の心情を表す。 活
用語尾は「なら」「なり」「に」「なる」「なれ」「たら」「たり」
「と」「たる」「たれ」なので、それをもとに探すのもよいだろ
う。それぞれの語の終止形は「せちなり」「つつましげなり」
「おろかなり」で、どれもナリ活用である。
「せちなり」は〈熱心である〉の意。「つつましげなり」は
「つつまし」という形容詞に「げなり」がついて形容動詞とな
ったもの。古語の「おろかなり」は多く〈疎かである〉の意
となるが、ここは現代語と同じ〈愚かである〉の意。
おろそ
なお「はばかりなる」は、「いと」をつけると「いとはばか
るり)」となり、意味が通らないので「名詞+なり」。
問2 三つとも重要古語である。⑥の「さはり」は、「触り」
「