ここでは仮想のコンピュー
タの基本構成を示す。
② CPU内での記憶場所をレ
ジスタという。 プログラムカ
ウンタもレジスタである。
表2 仮想プログラミング
SF
READ
WRITE
ADD
STOP
メモリからレジズ
タに読み出し
レジスタからメモ
リに書き込み
レジスタとメモリ
間の和
プログラムの停止
③実際は, 複数の番地の記憶
領域を必要とする命令もある。
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3E 0011 1110
第3章 デジタル
2 コンピュータの動作
① CPUの動作
主記憶装置とCPU内部の基本的な構成を次に示す。
CPU内部では,プログラムの構成単位である命令の取り出し・解読、
実行の一連の動作が順番に行われる。 命令の実行が完了すると次の命
令の取り出し解読・ 実行が行われる。
表1 基本構成
装置
主記憶装置
プログラムカウンタ
命令レジスタ
命令解読器
データレジスタ (レジスタ) データを一時的に保存する。
演算装置
② 計算の仕組み
仮想プログラミング言語で加算 ( 3+5=8) する時のコンピュータの
計算の手順を考える。
プログラム
カウンタ
命令
レジスタ
内容
命令やデータが保存されている。
|主記憶装置のどの番地の命令を次に取り出すかを指定する。
主記憶装置から取り出した命令を一時的に保存する。
命令を解読して各部を制御する。
10番地のデータ 「3」をレジスタAに読み出し, プログラムカウンタを
3
2番地にする。
主記憶装置には,データや表2の命令が保存されているとする。表2
の仮想プログラミング言語で加算するプログラムは,以下のようになる。
手順1 1番地の命令を解読する
5
1
READ A, (10)
3
レジスタ AS
加算などの算術演算やその他の演算を行う。
+
命令
10番地から
解読器 レジスタAへ読み出し
③ 命令の解読
①番地指定
②命令の
取り出し
④番地指定
⑤ データの
読み出し
( 命令の実行)
演算装置
番地
1
2
3
4
10
11
12
主記憶装置
READ A, (10)
ADD A, (11)
WRITE (12), A
STOP
手順
レ
Thele 3
5
をレ
命令
レジ
命令
解説