B
空気にはたらくカと風
空気の流れを風とよぶ。空気にはたらく力には, 次のようなものがある。
1つは,気圧の差によってはたらく力である。 この力は, 同じ高度で場所によって
気圧の差がある場合に、気圧の高いほうから低いほうへ, 2地点間の気圧の差が最も
大きくなる方向(等圧線に垂直な方向)にはた
(b)f
地球の自転
らき,等圧線の間隔が狭いほど強い(図B a))。
低圧側
もう1つは,地球が自転しているために生
じる見かけのカである。地球の表面を動く物
体を,自転する地球の表面で観察すると, 物
体にはその進行方向を曲げようとする力がは
空気
空気
一地球の自転による
見かけの力
気圧の差に
よってはた
らく力
たらいているように見える。空気にもこのよ
高圧側
うな見かけの力カがはたらいている(図B b))。
空気にはたらくカ
↑図8