-
-
ステップ18
3
評論
速読
目標時間
3分
問一~七
解答目標
15分
*本文
展開図
*要約
ステップ1
州 I
読解)南極で筆者が実感したことを読み取ろう
たてまつ わ へ
立松和平
南極で考えたこと
Q課題)考察の対象が何かをおさえて読み進めよう
(型)
次の文章は、南極を訪れた筆者が、思いがけないところに大きな岩が残されているような不思議な光景を
目にし、考えたことを書き記したものの一節である。
1間氷期
氷河期と氷河期の間の期
問。
-人が多く集まるところ。
-氷河などの深い割れめ。
山や景色の美しいこと。
日氷河期には地球上に氷河がジュウオウに走っていて、私たちのもつ時間の尺度から見ればあまりに遠大
な時が必要だったにせよ、山を削って大岩など簡単に運ぶことができた。たとえ一年間に数ミリであった
にしてもである。間氷期になって氷河が消滅すれば、思いもかけないところに大岩が残されている。氷河
の存在を考えなければ、謎が残るだけである。そんなことでも、現代人にとっては大いなる想像力が必要
なのだ。研究者にとってはジョウシキということでも、市井で生活する私などにとっては、想像力を必要 5
とすることはたくさんある。氷河はその文字のとおり、とどまるところを知らずに流れる河である。南極
で広大な氷原の中の氷河を見れば、想像力などなくてもいっぺんでわかるのだが、ビルの中の快適な空間
で生活していればそうはいかない。
2市井
3クレバス
4山紫水明
(担一)
5山河||山や川などの自然のこと。
要旨をつかむために!
(型へ)
KIトAN
7空欄を埋めていこう
【各2点】
〇文章展開図o
日氷河 大岩など簡単に運ぶふ
→現代人には想像力が必要
Cm m
a明らかな様相をとって流れる氷河は、流転する万物の象徴ともいうべき存在だ。
(州の) 文の
氷河…流れる河
ここまでくる間に、上空から氷河などの荒々しい光景に触することができた。氷の上にクレバスが走り、0
地上を歩くしかない人間など、とても生きられないところである。ただ恐ろしい光景だとしか見られなけ
れば、恐怖心が残ってそれでおしまいである。しかし、流れていく氷の河なのだと理解すれば、引っぱら
=D流転する| G 物 の象徴
3
流れていく氷の河
…川と同じ
れて氷に裂けめができ、流れはじめてその流れは次第に激しくなるとナットクできる。山の中の源流から
南極
山河と何ら変わりがない
はじまる川と同じである。水の流れはこの目でありありと見ることができるが、氷河の流れは静止してい
るようにさえ見える。川ならば、山から海に向かって流れるものだ。しかし、流れる姿が人の目ではっき 5
り見えるわけではない。計測すれば、流れていることを知るのは実に簡単なことだ。流れる氷の河のある
南極は、山紫水明の私たちの山河と何ら変わりがない。その水が凍っているだけなのである。つまり、万
物は流転を続けてやむことがないということだ。そのなかで生物が流転を続け、私という地球にとっての
一分子のような存在も、はかなく流転している。
火山がマグマを噴出し、あるいは流れる水が土砂を堆積させ、岩石をつくる。この頑丈な岩も、日中は a
,流転を続けて
やむことがない
そのなかで
石物
(型寸)
(型の)
和 もはかなく流転
レv
すべての場所で
守
熱の太陽にあぶられ、夜は冷えて少しずつ砂になっていく。結局のところ、サハラ砂漠もそうやってで
地球…
一刻も休まず流転
Kトトト
く大きくとらえよう
きたのである。地球はすべての