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遺伝子の本体
肺炎双球菌には、外側に被膜をもつS型菌と, 被膜をもた
ある。 この生物を用いて, グリフィスは、以下のような実験を行った。
実験I S型菌をネズミに注射したところ肺炎を起こしたが, R型菌を注射
しても肺炎を起こさなかった。 また, 加熱殺菌したS型菌をR型菌に混ぜ
てからネズミに注射すると, ネズミは肺炎を起こした。
続いて、 エイブリーは,以下のような実験を行った。
実験2S型菌をすりつぶした抽出液をR型菌の培地に加えると,R型菌の
中にS型菌が出現した。 また, S型菌の抽出液にタンパク質分解酵素を作
用させ,これをR菌型の培地に加えたところ, S型菌が出現した。 しかし、
S型菌の抽出液に (a)ある酵素を作用させ,これをR型菌の培地に加えた場
合, S型菌は出現しなかった。
また,ハーシーとチェイスは、バクテリオファージのT2 ファージを用い
て 以下のような実験を行った。
実験3 T2ファージのもつ (b) DNAとタンパク質に目印をつけて、大腸菌に
感染させたときに,そのどちらが細胞内に入るかを調べた結果, 大腸菌に
入る物質は DNA だけであることを明らかにした。
実験において、明確な結論を得るためにグリフィスは本文中に記述
[使用なれぞれ記せ。
割り込むと
り込んだONAに
という。 S
され
起こら
眼とタンパ
タンパク
した。
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