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リード D
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リード D
71 次の文章を読み、以下の問いに答えよ。
ヒトの体温,エネルギー代謝,体液量, a 血糖濃度など,さまざまな体内環境の恒
常性は、自律神経系や内分泌系, あるいは両者の連携によって維持されている。
一方で熱の放散を抑制する。 また, 内分泌系では」 副腎皮質や副腎髄質, あるいは甲
外気温が下がり, 寒く感じれば, 自律神経系の b 交感神経が熱の産生を促進し,
状腺からホルモンが分泌され、肝臓や筋肉の代謝を亢進して熱の産生を促進する。
エネルギー代謝では,一般的に, 交感神経はエネルギーの消費を増やし, 副交感神
経はエネルギーの貯蔵を増やす。脂肪細胞から分泌されるレプチンは食欲を抑え,交
感神経を刺激してエネルギー消費を増やす。レプチンが正常にはたらけば肥満にな
りにくいが,①レプチン分泌欠損,②レプチン受容体の欠損, ③レプチンに対する反
応性が徐々に低下してくる,などの問題があると,過食症やエネルギー消費の低下が
起こり, 内臓脂肪の蓄積が増加して肥満になりやすくなる。
体液の減少や血圧の低下が起こると,g脳下垂体後葉や副腎皮質から腎臓での水や
無機塩類の再吸収を促すホルモンの分泌が促進され, 体液量は増加する。
(1) 下線部a について,血糖濃度が低下したとき, 交感神経によって分泌が促進され
るホルモンをそのホルモンが分泌される器官とあわせて2つ答えよ。
(2) 下線部 b について,交感神経の作用によるものを次の(ア)~ (カ)の中からすべて選べ。
(ア) 小腸のぜん動運動の促進
(エ) 排尿の促進
(イ) 胃液の分泌抑制
(ウ) 気管支の拡張
(オ) 瞳孔の拡大
(カ) 皮膚血管の拡張
下線部cについて, 熱産生の促進あるいは熱放散の抑制を起こすものを、次の(ア)
~(オ)の中からすべて選べ。
(ア) 皮膚血管の拡張
(イ) 立毛筋の収縮
(ウ) 骨格筋の収縮による震え
(エ) 汗腺の刺激
(オ) 心臓の拍動の減少
(4) 下線部d について,体温が低下すると副腎皮質および髄質から分泌されるホルモ
ンと,それらのホルモンの分泌を促進するものをそれぞれ答えよ。
(5)下線部eについて,熱の産生と血糖量調節以外の肝臓のはたらきを2つあげよ。
(6) 下線部f について, A~Eのグラフはマウスの血液中のレプチン濃度の推移を示し
ている。文中の①~③のグラフとして適するものをそれぞれ1つずつ選べ。
レプチン濃度(相対値)
10
456789
週齢
レB
レプチン濃度(相対値)
90
10
456789
週齢
レプチン濃度(相対値)
C
456789
週齢
レプチン濃度(相対値)
70
50
30
10
応用問題
456789
週齢
レプチン濃度(相対値)
E
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(7) 下線部gについて、 体液の減少や血圧低下のときに脳下垂体後葉と副腎皮質から
分泌されるホルモンの名称とそのはたらきを答えよ。
[20 宮崎大改]
456789
週齢