チャレンジ①
問1は⑧クが答えになります。
理由は、2本鎖DNAならあるはずのAとT、GとCの相補性が見受けられないからです。
問2は④エが答えになります。
理由は、同じ生物由来なら塩基の割合も同じということと、精子は体細胞に比べてDNA量が半分だからです。
問3は④33.4%が答えになります。
理由として、2本鎖DNAの塩基において、相補性のない塩基同士の割合の合計は必ず50%になります。
TがGの2倍ということから、T(2G)+G=50%
なので50÷3=16.66、、、=Gの割合
よってTは約33%
それに対応するAも約33%となります。
チャレンジ②
まず、与えられた情報を整理しましょう。
UUU=フェニルアラニン
GGG=グリシン
ここからは説明のため番号を振ります。
❶GUGUGUG=システイン:バリン=1:1
→GUG or UGU
❷GUUGUUG
=バリン:システイン:ロイシン
=1:1:1
→GUU or UUG or UGU
❸GGUGGUG
=グリシン:バリン:トリプトファン
=1:1:1
→GGU or GUG or UGG
❶と❸にはバリンが存在して且つ❸にはシステインがないことから❶と❸に共通する遺伝暗号がバリンとわかります。よってバリンはGUGです。
バリンがGUGとわかったことで❶より、システインはUGUだとわかります。
ここからはコドンの性質を利用します。
コドンでは1番目と2番目の塩基が同じ場合、3番目の塩基が異なっていても指定するアミノ酸は同じになることがほとんどです。(例外はあるので調べてください。)
これを頭に置いておいて見てみると、❶と❸でのバリンGUGと❷のGUUは同じアミノ酸を指定していると予測できます。よってロイシンはUUGとなります。
ちなみに、同様の手法で❸のGGUはグリシンだと予測できます。
この問題には慣れが必要だと思うので似たような問題をいくつか解くことをお勧めします。
まとめると、
フェニルアラニン=UUU
グリシン=GGG、GGU
トリプトファン=UUG
バリン=GUG、GUU
システイン=UGU
ロイシン=UUG
となります。
長くなりましたがこれで解説は以上です。