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思考判断論述
現在の富士山中腹でみられる
2 106. 遷移ロ富士山は火山活動によって生じた山であり,a
森林のある場所は,かつて溶岩流などから生じた裸地であった。このような裸地には保水
力も有機物もないので,地衣類やコケ植物がまずはじめに定着する。その後,定着する植
物は草本類,
陽樹,陰樹の順に変化し,。最後に陰樹林として安定する。
b
日本の自然条件のもとでは、国土の大部分は森林であり,主に照葉樹林,夏緑樹林、斜
業樹林から成り立っている。照葉樹林は低地にみられる森林で,1
フカシなどが多く生育している。夏縁樹林は主に山地にみられる森林で、
2, シ
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ササ類などが多く生育している。。針葉樹林は富士山などにもみられる森林で
6, シラビソなどが多く生育している。
4
5
世界各地の森林に目を向けると,気候の似た地域には類似した森林が成立している。た
とえば,多雨で特に乾季のない熱帯地帯には 7
える樹木がみられる。また,乾季が短く雨季の長い熱帯地域にはL
|が広がっていて,樹高が40mを超
|がみられる。
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一方,雨季よりも乾季のほうが長い熱帯地域では,森林は発達せず,樹木がまばらで,草
丈の長い草原である
|がみられる。
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」に入る植物を次の(7)~(カ)から選び,記号で答えよ。
(ウ) トウヒ
(カ) スダジイ
問1.
1
6
(ア) ミズナラ
(エ) ブナ
問2. 7
問3.下線部aに関して,このような裸地から安定した植生への変化は何というか答えよ。
問4.図1を用いて,下線部bに示した陽樹から陰樹に変化するしくみを説明せよ。
(イ) タブノキ
(オ) コメツガ
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に適切な語を答えよ。
陽樹
陰樹
CO2
0
光の強さ
図1陽樹と陰樹における CO:吸収速度と光の強さの関係
問5.下線部cの安定した陰樹林は何と呼ばれるか。
間6.下線部dに関して,富士山中腹では,ところどころで針葉樹林の中に落葉広葉樹が
みられる。これは過去に雪崩が起きた跡であり,その後,再び針葉樹林に置き換わって
いく。このことに関する(1), (2)の小間に答えよ。
(1)この植生の変化は何と呼ばれるかを答えよ。
(2)雪崩の跡に落葉広葉樹林が成立してきた過程を説明せよ。
EンD
明4陽樹林の林床の明るさから考える。問6.雪崩の跡は高木が倒れているが,土壌は残っている。
(10. 静岡大改題)