る。この節では,まず, 文字式について復習し, さらに, 新
25 式を使うことが多く,その際,文字式の計算が利用される。
式による説明
10
きすう
ぐうすう
2つの奇数の和は必ず偶数になる。例えば,奇数11と15
の和は 26 で,偶数である。
を
○2つの奇数の和が偶数になることを証明してみよう。
例2 2つの奇数は,整数mとnを使ってそれぞれ2m+1,
整数mとnは, 2つの
2n+1と表されるから,その和は次のようになる。
奇数を2で割ったとき
の商と考えればよい。
15
(2m+1)+(2n+1) = 2m+1+2n+1
= 2m+2n+2
=2(m+n+1)
m+n+1は整数であるから,2(m+n+1)は2の倍数, C
で1な 定飲
すなわち,偶数である。
20
したがって, 2つの奇数の和は必ず偶数になる。 見 る
豚のお
同4 2つの偶数の和は必ず偶数になる。このことを証明する
には,2つの偶数をどのように表せばよいですか。
のように,文字式は、数学のいろいろな場面で利用され
たな公式や計算を学ぶ。