の用法
圏 脚
1 次の傍線部の形容詞の活用の種類と活用形を答えよ。
たなばた」
ē 七夕祭るこそなまめかしけれ。
七夕を祭ることは優雅なことだ
(徒然草·一九)
2木の花は濃きも薄きも紅梅。
木の花は(色の)濃いのでも薄いのでも紅梅(がよい)。
の
(枕草子,三五)
3恋しからむことの堪へがたく、湯水飲まれず、同じ心に嘆一
(召し使いたちも)どんなに恋しいだろうと(思うと)我慢がならず、湯水ものど
かしがりけり。
を通らないような有様で、(翁夫婦と)同じ気持ちになって嘆き悲しんだ
* の
(竹取物語)
io
4 月明かければ、いとよくありさま見ゆ。
月が明るいので、たいそうよく(家全体の)様子が見える。
(土佐日記)
2 次の傍線部の形容動詞の基本形(終止形)と活用形を答えよ。
し えふしほかぜ
ē 松の緑こまやかに、枝葉潮風に吹きたわめて、(おくのほそ道)
松の緑も色濃く、枝葉は潮風に吹きまげられて、
か た ち
2いみじく生ひ先見えてうつくしげなる容貌なり。
成長した後(の美しさ)が想像されてたいそうかわいらしい感じの顔だちである。
(源氏物語·若紫)
か けいじやくまく
3 佳景 寂 寛として、心すみゆくのみおぼゆ。
よい眺め(の山寺)がまことに静かで、ただひたすらに心が澄みきっていくの
(おくのほそ道)
4 何心なく、若やかなるけはひも、あはれなれば、
何という気持ちもなく、若々しい様子なのも、かわいらしいので、
1
(源氏物語·空蝉)
き せん
5 僧喜撰は、言葉かすかにして、始め終はり確かならず。
僧喜撰は、表現がはっきりせず、(歌の)初め終わりが明確ではない。
(古今集·仮名序)
自立吾で手E
2
が感じられる。