い
*270.〈錯イオンの生成と平衡定数)
文章を読み, に適した数値を求めよ。なお, 根号/ がつく場合はそのままでよい。
水に溶けにくい塩もアンモニア水によく溶ける場合がある。 これは錯イオンの生成に
よる。塩化銀は水には溶けにくいが,アンモニア水にはよく溶ける。この例について考
えてみよう。塩化銀は飽和水溶液中で①式の平衡状態にある。
U。
AgCI(固体)= Ag* + CI-
,90.H.O3.
このとき,銀イオンのモル濃度[Ag*] と塩化物イオンのモル濃度 [CI] との積は一定
で,その値は②式で与えられる。
Kp=[Ag*][CI-]=2.8×10-10 (mol/L)?
00H. H 0
Amol である。 この溶液
したがって,塩化銀の飽和水溶液1L中の Ag+ の量は
にアンモニアを加えると,Ag* はアンモニアと反応し,③式の平衡が成り立つようにな
る。
の
Ag* + 2NH3 一 [Ag(NHs)2]*
の
この反応の平衡定数の値は,④式で与えられる。
K=
[[Ag(NHs)]*]
=1.7×10'(mol/L)2
る。
[Ag*][NH]?
[NH]が1.0mol/Lであるように条件を整えると,溶液中の Ag* のモル濃度[Ag*]
と[Ag(NH)]* のモル濃度[[Ag(NHa)a]*] の和に相当した塩化銀が溶解するが, その和
は,の式との式からB]mol/Lと求めることができる。
100mL の
【京都大)