M 203. <医薬品に関する化合物の合成〉
Aはフェノールのナトリウム塩に二酸化炭素を反応させた後,希硫酸を加えること
により合成できる。 Aにメタノールと少量の濃硫酸 (触媒)を作用させると,Bが得ら
Aに無水酢酸を作用させるとCが得られた。 AおよびCは解熱・鎮痛作
れた。また、
③
用があることが知られているが,Aは副作用が強いのでCが広く用いられている。また
Bは消炎鎮痛剤として用いられている。
(1) 下線部①の二段階の化学反応式を書け。
(2) 下線部 ② ③の化学反応式をそれぞれ書け。
(3) A~Cのうち, 塩化鉄(Ⅲ) を加えると赤紫色に呈色するものをすべて選べ。
〔実験4〕
水溶液
込ませ
入った
下痢
下
(5)
(6)
下
(7)
はニ
は二
67
[23 学習院大 改]
(4) 試験管に A 6.9g, メタノール 32mLおよび少量の濃硫酸を入れて反応させた後。
内容物を炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液に加えたところ, 二酸化炭素が発生すると
ともに, B6.08g が得られた。 このとき, Bの収率 〔%〕 はいくらか。 有効数字2桁で
答えよ。 ただし, メタノールは反応に十分な量であるとし, 収率とは化学反応式から
計算した生成物の量に対する実験で得られた生成物の量の割合をいう。
(H=1.0,C=12.0=16)
[21 神戸学院大 ]
(H
20
I