1.013 × 10 Paの圧力の下で、20℃の水1Lに溶ける気体の体積は、標準状態 (0℃,
1.013×10 Pa)に換算して酸素が31.0mL, 窒素が 15.2mL, 二酸化炭素が880mLである。
次の各問に答えよ。ただし,原子量は N = 140016.0 とし,気体定数R=8.31 × 10°
Pa・L/ (K・mol) を用いよ。 また, 数値は有効数字2桁で答えよ。
問1 空気を体積比でO2: N2=1:4の酸素と窒素からなる混合理想気体と仮定すると,
1.013×10Pa で空気を飽和した 20℃の水1Lには何gの酸素が溶解しているか。ま
た,この溶解した酸素の体積は標準状態に換算すると何mLか。
問2 4.24Lの真空にした密閉容器に, 2.00Lの水と 0.10 molの二酸化炭素を封入し, 20
℃ で放置した。十分に時間が経過したのち,容器内の圧力は何Pa になるか。ただし,
二酸化炭素の水への溶解量はヘンリーの法則に従うものとし、蒸発による液体の水の体
積変化は無視できるものとする。また,必要であれば 20℃における水の飽和蒸気圧を
2.43×10Pa とせよ。