回答

✨ ベストアンサー ✨

解説します。


露点温度とは「圧力一定下で空気中の水蒸気が飽和するときの温度」のことです。飽和水蒸気曲線においては、以下のような考え方で空気の状態を判定できます。

点Aの温度が曲線より下の領域にある ⇒ 未飽和
点Aの温度が曲線上にある ⇒ 飽和状態(湿度100%)
点Aの気温が曲線より上の領域にある ⇒ 水蒸気が凝結する

点Aの場合、水蒸気量が9.4g/㎥とあるので、この水蒸気量で飽和する温度を探せばよいのです。具体的には水蒸気量をそのままで真っすぐ左に点Aをスライドさせ、曲線と交わった所で垂直に下におろした時の温度が露点温度です。この方法で露点温度を探ると10℃に行きつくと思います。

以上より、点Aの露点温度は10℃です。


飽和水蒸気量とは、空気が含める水蒸気量の最大値のことであり、温度によってその値は変化します。表より点Aの水蒸気量は9.4g/㎥、0℃における飽和水蒸気量は4.8g/㎥です。最大容量4.8g/㎥のグラスの中に入りきらなかった水蒸気は、凝結して外に放出されることになるのです。よって、

9.4g/㎥ - 4.8g/㎥ = 4.6g/㎥

以上より、凝結した水蒸気量は4.6g/㎥となります。

この回答にコメントする
疑問は解決しましたか?