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第1問
タマネギの食用部は鱗片葉が多数重なった構造になっ
ている。図1に示した鱗片葉1~3の●の位置から、内側
表皮を 5mm 四方くらいの大きさではがし取り観察した。
細胞の形は上下方向に長い長方形に見えるため、図2のよ
うに長さと幅を設定し、ミクロメーターを用いて長さと幅
を計測した。各鱗片葉の表皮細胞の長さと幅の平均値を下
表に示す。
次の文章を読み、下の各問いに答えよ。
鱗片葉1
一鱗片葉2
一鱗片葉3
図1
図2
表表皮細胞の大きさ
鱗片葉1
鱗片葉2
鱗片葉3
長さ(um)× 幅(μm)
315.3 × 60.1
360.2 × 66.4
440.7 × 72.5
間1. この測定で用いたタマネギ鱗片葉表皮の一定面積当たりの細胞の数と形の特徴を、外側の鱗片
葉と内側の鱗片葉で比べた記述ア~カの組み合わせに関して最も適当なものを、次の①~③のなか
から1つ選べ。
【細胞の数)
【細胞の形)
ア.外側ほど多い
エ.外側ほど細長い
イ.内側ほど多い
オ、内側ほど細長い
ウ.外側と内側で変わらない
カ.外側と内側で変わらない
⑤ イ,オ
ア,エ
2
ア,オ
ア,カ
イ,エ
6イ,カ
の ウ,エ
8
ウ,オ
9 ウ,カ
問2.タマネギの鱗片葉の成長に関して、表から各々の表皮細胞の成長が表皮全体の成長の要因にな
っていると考える。その上で、さらに次の2つの仮説を立てた。
【仮説1)
タマネギの鱗片葉表皮全体の成長の要因は、各々の細胞が大きく成長することだけで
なく、表皮を構成する細胞の数がふえることも要因である。
【仮説2】 タマネギの鱗片葉表皮全体の成長の要因は、各々の細胞が大きく成長することであり、
表皮を構成する細胞の数は関係ない。
どちらの仮説が正しいかを明らかにするために、各鱗片葉についてある計算をして出した値を比
較することにする。どのような値を比較すればよいか、次の①~⑤のなかから1つ選べ。
0 各鱗片葉の表皮を採取した位置における円周の長さを表皮細胞の幅で割った値
② 各鱗片葉の上下方向の長さをそれぞれの表皮細胞の長さで割った値
顕微鏡の視野の範囲の面積をそれぞれの表皮細胞の面積で割った値
の はがし取った各鱗片葉表皮の面積(25mm?、25000000pm)をそれぞれの表皮細胞の面積で割
った値
6 各鱗片葉表皮の総面積をそれぞれの表皮細胞の面積で割った値
問3.問2の計算で求めた鱗片葉1~3の値がほぼ等しい値だった場合、 仮説1と2のどちらが正し
いといえるか。次の①、 ②からいずれかを選べ。
0 仮説1
2 仮説2