次の文の()に、適する語を答えなさい。また、下線についてそれぞれの問
いに答えなさい。
およそ 0【A】前に最後の氷河期が終わり、 地球上は温暖化して、現在と
ほとんど代わらない気候や地形になった。このころ磨製石器がつくりだされて、
穀物の採集と調理方法も改善された。また、 狩猟·採集 漁携から家畜飼育
や農耕への転換がおこり、食糧生産経済の時代をむかえた。各地に農業が広が
り、農業生産量が増大すると、 各地域間で物資の交換が行われるようになり、 交
易の拠点として都市が生まれた。特にオリエントのような乾燥地帯では大河の流
域で藩概農業が営まれ、豊かな農業地帯が広がり大規模な都市が発達した。 都市
は周辺の集落を支配下におさめて、都市国家に成長した。
ティグリス·コューフラテス両川流域のメソポタミアでは、 前3000年ごろに (1)
により、(2)、ウルク、ラガシュなどの都市国家が建設された。これらの都市
は城壁で囲まれ、②中心に固有の守護神を祭る神殿があり、 神官たちが権力を
握っていた。(1)の都市国家では、 ③暦法や数学、文字が発達し、今日の文
明の基礎をなす考え方や技術が生まれた。一方、メソポタミアは開放的な地形で
あったため、外敵の侵入が激しく、前24世紀の中頃にはセム語系の (3) が侵
入し、(1)の都部市国家を征服し、広大な地域に覇権をふるった。また、前19世
紀には(4)が大挙しておしよせ、 メソポタミア全土を支配して (5)を建てた。
この王国の(6) 王は、各地の法慣習を集大成して④ (6)法典を発布した。