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報告課題 古典B 光る君誕生·若紫
第八回
■次の文章は、『源氏物語』の冒頭(教科書協~0ページ)の一節です。読んで設問に答えなさい。
いづれの御時にか、女御·更衣あまた候ひ給ひける中に、いとやむことなききはにはあらぬが、ずぐれて時めき
給ふありけり。初めより我はと思ひあがり給へる御方々、めざましきものに、おとしめ、そねみ給ふ。同じほど、
それより下薦の更衣たちは、ましてやすからず。朝タの宮仕へにつけても、人の心をのみ動かし、恨みを負ふ積も
りにやありけむ、いとあつしくなりゆき、もの心細げに里がちなるを、いよいよ飽かずあはれなるものに思ほして、
人のそしりをもえはばからせ給はず、世のためしにもなりぬべき御もてなしなり。H上遣部·上人なども、あいなく
目をそばめつつ、いとまばゆき人の御おぼえなり。唐士にも、がかることの起こりにこそ、世も乱れあしかりけれ」
と、やうやう天の下にも、あぢきなう、人のもて悩みぐさになりて、楊貴妃のためしも引き出でつべくなりゆくに、
いとはしたなきこと多かれど、がたじけなき御心ばへのたぐひなきを頼みにて、まじらひ給ふ。
- 傍線部@
Dee の語の意味をそれぞれ後から選び、記号で国から8にマークしなさい。
めざましき
あいなく
まばゆき
あぢきなう
はしたなき
かたじけなき
たぐひなき
LO
ト
0
ア 新鮮な
苦々しく
ゥ おそれ多い
ェ しっかりした
オみっともない
ク比類ない
K 唱
間ニ 傍線部のOの語の文法的説明をそれぞれ後から選び、記号で回から国にマークしなさい。
@えはばからせ給はず 四
使役の助動詞の連体形
オ強意の助動詞の終止形
ク存続の助動詞の連体形
間三 傍線部A「すぐれて時めき給ふありけり。」とは、どのような意味か。次から選び、記号で四にマークしな
R 無型
サ不愉快な
ケきまりが悪い
セ 輝くばかり
キ力強い
n見てはいられない
シ不都合だ
ソ 高貴な
きはにはあらぬが
ア 尊敬の助動詞の連体形
ェ 過去の助動詞の連体形
キ 打消の助動詞の終止形
0人の御おぼえなり 国
の
ウ 断定の助動詞の終止形
カ尊敬の助動詞の連用形
ケ打消の助動詞の連体形
ア 学問·才知にすぐれていて情味深くふるまっておられた。
ィ きわだって帝のご寵愛を受けていらっしゃる方があった。
ゥ 人よりぬきんでて注目される美貌のお方でいらっしゃった。
間四 傍線部 Bに「我はと思ひあがり」とあるが、どのような心情か。次から選び、記号で四にマークしなさい。
ト 血興
* m地
間五 傍線部C「いとあつしくなりゆき」とは、どのような意味か。次から選び、記号でM]にマークしなさい。
ア とても感情がたかぶっていき
間六 傍線部Dに「かかることの起こりにこそ」とあるが、「かかること」とはどのようなことか、次から選び、記
号で国にマークしなさい。
ィ ひどく病気がちになっていき
ゥ 非常に重圧を感じていき
ア帝が一人の女性を溺愛すること
ゥ 臣下たちが帝を軽視すること。
ィ 帝の后たちが互いに嫉妬し合うこと。