17. 電場と電位215
基本例題55)クーロンの法則
基本問題 435, 436, 437
質量2.0gの小球Aを天井から糸でつるし,それにあ
る電荷を与えた。1.0×10-Cの正電荷をもつ小球Bを
Aに近づけると,図のように,Aは鉛直方向から 45°傾
いて静止した。このとき,A, Bは水平に0.30mはなれ
ていた。重力加速度の大きさを 9.8m/s°, クーロンの法
則の比例定数を9.0×10°N·m?/C とする。
(1) 小球A, Bの間にはたらく静電気力の大きさは何Nか。
(2) 小球Aがもつ電荷は何Cか。
45°
1.0×10-6C
B
A
0.30m
指針
(1) 小球Aには, 重力,糸の張カ,
F=mg=(2.0×10-)×9.8=1.96×10-2N
静電気力の3力がはたらき,つりあっている。
それらの力のつりあいを考える。
(2)(1)で求めた静電気力Fをクーロンの法則の
式に代入し,小球Aがもつ
2.0×10-2N
(2) AとBは反発力をおよほしあうので, Aが
もつ電荷は正であり,これを q[C]とする。ク
ーロンの法則の式, F=k
y2
9192
に各数値を代入
電荷を求める。
S
解説
(1) 小球Aに
145°
し、
F
g×1.0×10-6
0.30°
は,重力 mg, 糸の張力 S,
静電気力Fがはたらく(図)。
力はつりあっており,Fと
mg は等しい。
1.96×10-2=9.0×10°×
mg
q=1.96×10-7C
2.0×10-7C
R--H-