模試 第3回
第4問 次の文章(A· B)を読み, 問い(問1~5)に答えよ。(配点 25)
二人は,図1を見ながら気づいたことを話し合った。
大郎:ガラス王が通る縦の太線は等間隔になっているね。
花子:鉛直方向について見ると. 隣り合うガラス玉の間隔は次第に狭くなり 最
高点を通過した後,次第に広くなっているわ。
十郎:重力の影響で, 鉛直方向の運動は等速運動にならないんだ。図から、平均
A 花子と太郎は, 学校で放物運動の実験を行った。実験は, 投射装置から右上向
きに打ち出した白いガラス玉を, 暗幕を背景に, 一定の発光周期をもつマルチス
トロボ装置で撮影するというものである。また, 写真に重ねて,縦横それぞれに
等間隔に平行線を引き, その座標を読み取れるようにした。縦線はガラス玉の水
の速度を求めていけば, 重力加速度の大きさがわかると思う。
平位置を表す線であり, 横線はガラス玉の高さを表す線である。図1は,この写
花子:平均の速度は斜め方向になるわね。平均の速度をベクトルで表してみまし
真をトレーシングペーパーに写し取ったものであり,ガラス玉の像(位置)に,左
よう。
から順番にa, b, …, 1 と名前をつけた。
マルチストロボ装置の発光周期は4ls)=
20
1
sである。また縦および横の太線
の間隔は 4.9×10-?m であり, 横の太線の間は細線で分割されている。
20
高さ
g
e
d
bz
空k
a
1
4.7メ10
水平位置
図 1
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