I
例題1 相対速度
雨が鉛直 (真下) に降る中を, 電車がまっすぐな線 10m/s
路上を一定の速さ10m/sで水平に走っている。
雨滴の落下の速さを10m/s とすると, 電車内の
人が窓から見るときの, 雨滴の速さと, 雨滴の落
下方向と鉛直方向とがなす角の大きさを求めよ。
指針 電車の速度をA, 雨滴の速度を B とすると,電車内の人
から見た雨滴の相対速度は
となる。
VAB 45
UB
解図より、雨滴の落下方向と鉛直方向がなす角の大
きさは45° である。 VAB の大きさは
10×√2=10×1.41・・・
≒ 14m/s
TAB =+(-) より, ベクトルとを合成。
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類題1 雨が鉛直に降る中を, 電車がまっすぐな線路上を一定の速さで水平に走っ
ている。このとき, 電車内の人が見る雨滴の落下方向は、鉛直方向と 60°
の角をなしていた。 雨滴の落下の速さを10m/s とするとき、電車の速さ
を求めよ。
[17m/s]
ヒント まず、電車の速度を、雨滴の速度を君とおき、各ベクトルを図に表す。
10m/s
15