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太郎さんと花子さんのクラスでは、さまざまな価格
の変動について調べる宿題が出された。太郎さんと花
子さんは価格の変動の大きそうなガソリンについて調
べることにした。右の散布図は 2018年1月と 2016年
1月(以下,月は省略)における 81 都市のガソリン1
L当たりの都市別小売価格(単位は円)を表計算ソフ
トに表示させたものである。ただし,2個以上の点が
重なっている場合もある。また。2018年と 2016年に
おける 81 都市のガソリンの価格の平均値はそれぞれ
142円,117円である。この散布図について二人が会
話をしている。
10
150
145
Y
140
135
130
105
110
115
120
125
130
X
出典:総務省「小売物価統計調査」より作成
花子:XとYのどちらが2018年でどちらが2016年を表
す変量だったかな。
太郎:Xが2018年だと仮定すると, 2018年の平均値が
155
150
142円であることは,
(ア)ことと矛盾するよ。
145
Y
花子:なるほど。そうすると, Xが2016年でYが2018
140
年ということだね。
135
太郎:散布図からXと Yには正の相関があるといえそ
130
105
うだね。他に何がわかるかな。
花子:右の図のように, 散布図に傾きが1の直線を何本か引いてみたよ。
太郎:例えば直線(*) の方程式は, Y=X+
花子:これらの直線を利用すると, 「I
110
115
120
125
130
X
(イ)
だね。
(ウ)」ことがわかるね。
(に当てはまる文を「最大値」 という語句を用いて答えよ。
(イ)
に当てはまる数を求めよ。
(ウ)
に当てはまるものとして正しいものを次の0~Oのうちからすべて選び, 番号で答
えよ。
0 2016年と比べて 2018年はすべての都市で 20円以上価格が高い
2016年と比べて 2018年の方が価格が安い都市は1つもない
③ 2016年と 2018年の価格差が15円未満の都市が少なくとも1つある
2016年と比べて 2018年の方が30円以上価格が高い都市が少なくとも2つある
(2019年度 進研模試 2年1月 得点率 65.0%)
10
9) Y