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剰余の定理利用による余りの問題(1)
(1) 整式 P(x)をx-1で割ると余りは5, x-2 で割ると余りは7となる。。
とき,P(x) をx2_3x+2 で割った余りを求めよ。
(2) 整式 P(x)をx-1で割ると 4x-3余り, x-4で割ると 3x+5余る。。
とき, P(x) をx2+3x+2 で割った余りを求めよ。
六近畿
【類慶応
基本 52
重要5,
指針> P(x) が具体的に与えられていないから, 実際に割り算して余りを求めるわけにはいか
い。このような場合, 割り算の等式 A=BQ+R を利用する。
特に,余りRの次数が割る式Bの次数より低い ことが重要なポイント!
2次式で割ったときの余りは1次式または定数であるから, R=ax+6 とおける。
条件から,このa, bの値を決定しようと考える。それには, 割り算の等式A=BQ+R
で, B=0 となるrの値 (これを●とする)を考えて, P(●)の値を利用する。
r AHI
基本等式 A=BQ+R
CHART 割り算の問題
1R の次数に注意 2 B=0を考える 香
解答
(1) P(x) をx-3x+2 すなわち(x-1)(x-2) で割ったとき
の商をQ(x), 余りを ax+bとすると,次の等式が成り立つ。
P(x)=(x-1)(x-2)Q(x)+ax+b
(2次式で割った余りは,
1次式または定数。
IB=(x-1)(x-2)
(剰余の定理。また, ⑦の
両辺にx=1を代入する
P(1)=a+b
の
条件から
P(1)=5
P(2)=7
0, 2を連立して解くと
よって,求める余りは
ゆえに
a+b=5
ゆえに
2a+b=7
a=2, b=3
と
さはす
の基本等
|2次式で割った余りは、
1次式または定数。
2x+3
(2) P(x) をx°+3x+2 すなわち (x+1)(x+2) で割ったとき
の商をQ(x), 余りを ax+bとすると, 次の等式が成り立つ。
P(x)=(x+1)(x+2)Q(x)+ax+6 -
また, P(x)をxー1, x°-4すなわち(x+1)(x-1),
(x+2)(x-2)で割ったときの商をそれぞれ Q(x), Qz(x) と
P(x)=(x+1)(x-1)Q(x)+4x-3
P(x)=(x+2)(x-2)Q2(x) +3x+5
の
(a, bの値を決定するため
には,P(-1), P(-2) が必
要。そこで,O, ②にそれ
ぞれx=-1, x=-2を代
入する。一ま())
すると
2
これとのから-a+b=-7
これとのから-2a+b=-1
①から
P(-1)=-7
P(-2)=-1
のを連立して解くと
のから
aミー6