明治時代のロマン主義文学について,次の1.~4.の文章のう
ち,誤りを含むものを1つ選びなさい。
1.北村透谷は,自由民権運動への参加と挫折を経て,「文学界』を創刊
した。これを機に日清戦争前後にはロマン主義が盛んになった。
2.森鴎外の『舞姫』は,叙情性あふれる文体で描かれた作品であり,
また,近代短編小説の形式を確立した作品でもあった。
3.『若菜集』は,著者の若き日の情熱をうたったロマン主義の作品で,
また,西洋の詩に学び,新たな短歌の時代をひらいた歌集でもあった。
4.「やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君」と
いう歌は,明治時代のロマン主義の短歌として有名である。