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Flash 速読に必要な読み方
[大量の英文をすばやく処理する力」 が近年ますます求められるようになっていま
すが, その作業が昔手な生徒が多いようです。事実, 多くの生徒が英語の試験を受
けた後に「時間が足りなかった」 と後悔しています。なぜ時間が足りなくなるので
しょうか。 その要因の 1 つは, 英文を読んで答えを導き出すのが遅く, 必要以上に
時間をかけすぎているためです。 制限時間内に終をるには, 英文を速く読んで設問
を迅速に処理して解答を導き出すことが大切です。 しかし, 速読しても正答率が低
くでは本末転倒です。ではどのようにすれば速読と高い正答率を両立できるのでしょ
うか。ポイントは次の 3 点です。
(① アクセルとブレーキ )
ここで言う 「アクセルを踏む」 とは「英文を速く読み進めること]」 で.「ブレーキ
をかける」 とは 「英文を丁寧に精読すること]」 です。ただやみくもに「加速]する
のではなく, [加速] と「減速] のバランスをうまくとり, 時間内に英文を処理する
のです。では, どこで「アクセル」 を踏んでどこで「ブレーキ」 をかけるのかですが,
これはとてるも科単です。大原則は「設問に関係するとことろはブレーキ」 です。設問
に関係するところは丁寧に精読し, 正しい答えを導く必要がありますが, それ以外
は内容 (概要) をおさえながら加速してよどみなく速読します。では, 「設問に関係
するところ| はどうやって見つけるのでしょうか。 それは, 次のポイントで説明し
店しかがめ方
(2) スキャニングとスキミング )
7アクセル」と「ブレーキ」をうまく使いこなすには[スキャニング」 と「スキミング」
|という技術が欠かせません。スキャニングとは本文中から特定の情報を探す技術で
間の解答根拠を見つける際に使用します。スキャニングを行う際は設問や選択股
1 られている特徴的な単語や表現に印をつけ, それをヒントに本文に戻ります。
設問に[Im 1930, .…] という表現があれば, 本文中から 1930 という数字を
という具合です。 次に, スキミングとは本文の要点をすくい取りながら読
る技術で, 細かい内容にこだわり過ぎず, 本文のどこに何が書いてあったか
ぶら読み進める技術です。スキミングは見出し, 小見出しが大きなヒン
スキミングで本文の内容を大まかにおさえ, スキャニングで解答の
とで, 速読と高い正答率を両立できるようになります。