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ある鳥の全身の模様 (羽根の色) は, 次の4種類に分かれ,それぞれ系統として確立している
B
イエローフェイス: 全身が灰色で, 顔と尾羽の一部は黄色い。
・ホワイトフェイス 全身が灰色で, 顔と尾羽の一部は白い。
・イエロー: 全身が白色で、 顔と尾羽の一部は黄色い
・ホワイト: 顔と尾羽を含んだ全身が白い。
これらの模様は2組の対立遺伝子 D, d と E, e に支配され、Dはdに対して、 Eはeに対し
してそれぞれ優性である。 Dには灰色の色素を合成して全身を灰色にするはたらきがあり, Eには
黄色の色素を合成して顔と尾羽の一部を黄色にするはたらきがあるが,d,eには色素を合成す
るはたらきはない。なお、この鳥の性決定様式は雌ヘテロ型で雌の性染色体がZW,雄の性染色
体がZZ であり、W染色体上にはD.d. E.eいずれの遺伝子も存在しないことがわかっている。
表1は,この鳥の各系統をア~カの6つの組合せで交配した結果(雑種第一代 (F,)) の全身の
模様を示している。
ア
イウエ
雄親
雑種第一代 (F)
雌Ddee
Ddee
雄
ホワイトフェイス ホワイトフェイス
ホワイトフェイス
ホワイト
ホワイト
ホワイトフェイス
ホワイト
イエロー
イエロー
イエロー
イエローdd
ホワイト
①DE
ホワイトフェイス イエローフェイスレイエローフェイス
ee
イエロー DE
イエロー
イエローヒー
ホワイトフェイス
イエロー
イエロー
イエローフェイス
DDdee
dde
ddF
DLE
問5 遺伝子型DDee, ddEE の雄個体の全身の模様として最も適当なものを、次の①~④のう
ちからそれぞれ一つずつ選べ。 遺伝子型 DDee 5
ddEE 6
遺伝子型
① ホワイト
②
イエロー
③ ホワイトフェイス ④ イエローフェイス
オ
カ
雌親
ddee
ホワイト
ホワイトフェイス
表 1
ZBERG1-Z1F2-02
① 雌 雄 = 1:1
④ 雌 雄=3:1
⑦雄のみ (雌は生まれない)
☆問6 表1の交配結果から推測できることに関する記述として最も適当なものを,次の①~③の
うちから一つ選べ。
7
⑩ 遺伝子D(d) およびE (e) は,それぞれ別の常染色体上にある。
遺伝子 D (d) およびE (e) は, 同じ常染色体上にある。
③ 遺伝子D(d) およびE (e) は、 両方ともZ染色体上にある。
④ 遺伝子D(d)は常染色体上に、 遺伝子E (e) はZ染色体上にある 。
⑤遺伝子D (d)はZ染色体上に, 遺伝子E (e) は常染色体上にある。
Dree
表1の才の交配で生まれたF, の雌と雄どうしを交配して生まれる雑種第二代(F 2 ) のうち、
イエローフェイスの個体における性比として最も適当なものを、次の①~⑦のうちから一つ
選べ。 8
雌雄=2:1
⑤ 雌 雄 = 1:3
③ 雌 雄 = 1:2
雌のみ (雄は生まれない)