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生物基礎5号
自然と人間 ~思考力問題~
2021年2月12日 朝日新聞(朝刊)の中村桂子先生の寄稿文です。
1936年生まれ。生き
物の歴史と関係を読み
解く「生命誌」を研究。
近者に「こどもの目を
おとなの目に重ねて」。
5学期後半で学んだ“物質循環”や“地球温暖化”を理解できていると、この文章で述べられている中
村先生の主張がわかると思います。文章中で重要な部分に
や をつけました。
課題 この文章を読んで、「自然と人」」、「自然と科学技術」2、「自然と私たちの生活」についての感想
や自分の意見を書きなさい。
【この課題を定期試験に出題します (10点分)】
※、2,3,のどれか1っで良い
※意見は賛成でも反対でもよい。ただし、理由を述べる。
思考実験ではありますが、
現在の科学技術を否定せす
に、社会システムや自然に対
D0Uする価値頼という
部提をふして考えることが、
ったからでしょう。コロナも 気候変動の解決には必須なの
同じ。そもそも自然はいつもではと思うのです。 気候変動
は、人間の力を速く大きくす
これほど自然と切り離され一るための止まらぬ成長の一本
れば、自然界で起きている気 線の果てに起きた。まだ他の
候変動が他人事なのも無理は道を選べるはずです
コロナ橋は、社会の様々な
間は自然やあらゆる生き物の一固憲をあらわにしたけれど
JT生命誌研究館名誉館長|「一部」という意覚を取り戻一別の選択肢も見せてくれまし
た。エッセンシャルワークを
気候変動対策の文脈で、 中のはぐれ者がそれ以上 「動ゲノムを調べると、人古と軽視せず、ケア労働や食べ物
「脱案化」や「脱炭素社会」 かない」Co"ですが、植物 すべての生き物がつながって をもっと大切にする。収奪す
という言葉が使われています はこの物質を炭案のダイナミいるとよく分かります。28億 る経済と競争的な技術開発か
年にわたる生命の進化プロセ ら、按術を分かち合い命を支
JAB 5に人間は スを見れば、 人間もその「一える経済へ。テレワークも、
ょうが、私はこの言い方が好 自らを自然の「外側」に捉え 部」であることは自明です。 もっと分散化した居住形態が
H
「自然の一部」立ち戻ろう
思いがけないものです。
ない。自分事にするには、人
中村桂子さん
すしかないと思うんです
°「I1 (cO") Kムへ戻してくれます。
田れにS」JSの意味でし
この知識はこれまでの学問 可能だと示した。
炭案は動き回りながら姿を
朝 歳々に変え、筋やDNAを と距離を取りコントロールし 紀のいま、「人間は自然の一 が、「進歩」には「走」でな
塗怪PS° %り、人間 ようとしてきた。 すぐ快適な部」という感覚を一番持てるく 「歩」が入っている。そし
処つやくPSHき物は炭 室温にするエアコン、巨大なはずなんです。 だから私は時 てこの字は 「上」 を含む。 気
の塊。でも 「脱炭案」と言う 防潮堤|。東日本大震災の折考えます。縄文時代に人工 候変動の自分事化は、止まる
A 仙R00くっている 際、何度も 「想定外」 と表現 知能も1PS細胞も全都持っと倒れてしまう社会を変える
マトMAA 案の世界をされましたが、「思い通りにて戻ってみたら、人間はこのことにもつながると思いま
にD%° KK化合物のでぎるはす」といろう前があ、 技術をどう使うかしらって。
特にこの100年は、自然 や校術の礎の上にある。2世
先日話し合っていたのです
(聞き手 藤田さうき)