44 緊急地震速報
右の表は、ある地
震が起きたときの, 地点 震源からの距離
震源からの距離が異
なる地点A~C で,
P波によるゆれが始
まった時刻とS波に
P波によるゆれが
始まった時刻
S波によるゆれが
始まった時刻
① 3km/s
A
24 km
② X
B
48km
12時3分44秒
12時3分48秒
12時3分48秒
12時3分56秒
C
X
Y
12時4分16秒
よるゆれが始まった時刻を示したものである。 ただし, この地震によって
発生したP波, S波は, それぞれ一定の速さで伝わるものとする。
右の図のように, 地震が
発生すると, 震源に近い地
点の地震計でP波を感知
し,その結果がすばやく気 地震発生 地震計
象庁に伝わる。 気象庁は,
気象庁
受信
テレビなど
震源やS波の到達時刻などをすばやく予測して, S波によるゆれが到達す
る前に緊急地震速報を発表し,その速報がテレビやラジオなどを通して私
たちに届く。 緊急地震速報を受信してからS波によるゆれが到達するまで
の時間はわずかであるが, ゆれに対して備えることができる。
① この地震のS波の速さは何km/sか。
② 表中の空欄 X と Yに当てはまる距離と時刻を書きなさい。
③震源からの距離が180kmの地点Dでは,緊急地震速報が届いてから
S波が到着するまでにかかった時間は何秒だったか。 ただし, 地点 A
でP波が観測されてから2秒後に地点Dに緊急地震速報が届いたも
のとする。
ヒント
X・・・①で求めたS
波の速さを用い
る。
Y・・・P波の速さを
求める。 次に,
P波が地点Aま
たは地点Bから
地点Cまでを伝
わる時間を求め
る。
③地点Dに緊急地震
速報が届いたのは、
地震が発生してか
ら何秒後か考えよ
う。