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11:26
ア W1 = W2,W1= Wa
エ W1=W3, W1 >W2
Wa, Wi < W2
イ Wi=W2,Wi>Wa
オ Wi=W3, W1 <W2
ウW1=W2,W1 <Wa
W2=W3, W1>W2
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-( 7 )—
M4(635-31)
5 2012年5月21日には金環日食 (金環食) が,また, 同じ年の6月6日には金星の太陽面通過 (日
面通過) が日本で観察された。 日食は,地球から見て太陽の前を月が通過することによって起こる
現象である。 特に、 金環日食では, 地球, 月, 太陽が一直線に並び、 月が太陽の中央部をおおって,
太陽の光が月の周囲に環状に見える。 また, 金星の太陽面通過では,地球から見て、 金星が太陽の
前を通過するため, 太陽面に小さな黒い点として金星が観察される。
2012年に日本のある地点で, 金環日食と金星の太陽面通過を観察するため、 次の [観察1] と
[観察2] を行った。
[観察1]
①5月21日の日食が始まる前に、 天体望遠鏡を準備し、 図1のように, 太陽投影板
としゃ光板を天体望遠鏡に取りつけ, ファインダーにふたをした。
② 太陽投影板に, 直径10cmの円をかいた記録用紙を固定した。
③ 天体望遠鏡の向きを太陽に合わせ, 太陽投影板に太陽の像を投影した。
④ 記録用紙にかいた円に太陽の像が一致するように太陽投影板の位置を調整した。
(5) 日食が始まったところで、 ③ ④と同じことを行ってから、記録用紙に日食のよ
うすをスケッチした。
⑥ 日食が終わるまで, ⑤と同じことを繰り返した。
[観察2]
同じ年の6月6日に [観察1] 図 1
と同じことを行い, 太陽の前を
ふた
“ファインダー
通過する金星のかげを記録用紙
にスケッチした。
望遠鏡の
向き
鏡筒
ピントを合わせる
ねじ
接眼レンズ
しゃ光板
太陽投影板
記録用紙に
かいた円
[観察1] ③ で, 最初に天体望遠鏡の
向きを太陽に合わせたとき、 太陽投影板の記
録用紙にうつった太陽の像は、 図2のSのよう
に記録用紙にかいた円に比べて大きかった。
また、図3は, [観察1] で金環日食が観察できたときのスケッチであり、記録用紙にうつった
月のかげの直径dは太陽の像の直径dzの0.94倍であった。
記録用紙
ただし、月の直径は地球の直径の0.27倍とし、 金環日食が起こったときの観察地点から太陽まで
の距離は、観察地点から月までの距離の400倍とする。 また, 金星の公転周期は0.62年とする。
図 2
O
図3
・記録用紙
記録用紙に
かいた円
-( 8 )-
di
dz
edu.chunichi.co.jp
■記録用紙
太陽の像
月のかげ
◆M4 (635-32)
c