2
の
得点
50
検印
10
助動詞のまとめ2
演習問題
日次の「徒然草」の文章を読んで、あとの問いに答えよ。
お」
人は、己をつづまやかにし、箸りを退けて、財を持た一
にから
世をむさぼら= むぞ、いみじか
わが身を簡素にし
ぜいたくを遠ざけて
るべき。昔より、かしこき人の富めるはまれなり。
世俗の名利をむやみにほしがらないようなのが 立派だ
賢人で富裕な人はめったにいない
Nリ」
きよいう
唐土に許由といひつる人は、さらに身にしたがへる貯へもなくて、水をも手してささげて飲みける
母国P
全く
手ですくいあげて
を見て、なりひさこといふものを、人の得させたりければ、あるとき、木の枝に掛けたりけるが、風
ひょうたんと
に吹かれて鳴りけるを、かしかましとて捨てつ。また手にむすびてぞ、水も飲みけり。いかばかり心
やかましいと言って
そんしん
手ですくって
わらひとつかね
のうちすずしかりけむ。孫農は、冬の月に会なくて、藁一束ありけるを、夕べにはこれに臥し、朝に
すがすがしかっただろう
冬季に夜具がなくて
は収めけり。唐土の人は、これをいみじと思へばこそ、記しとどめて世にも伝へけめ、これらの人は、
取りかたづけた
立派だと思ったからこそ
伝えたのだろうがわが国の人は
語りも伝ふべから「皿_。
(第一八段)
語り伝えもしないだろう
1空欄I~皿に、助動詞「ず」を適当な活用形に改めて入れよ。
2波線部「掛けたりける」を、0品詞に分けて、例にならってそれぞれ文法的に説明し、回口語訳せよ
4点×3
例伝ヘーハ行下二段活用動詞「伝ふ」の連用形。けめー過去の原因推量の助動詞「けむ」の己然形。
5点×2》
3傍線部Q·@の助動詞は、どのような意味を添えているか。それぞれア~エから選べ
ア 作者の感動した気持ち。
ウ自身の体験を述べる気持ち。
ィ 許由が音に気づいた気持ち。
工 過去の出来事を伝える気持ち。
ィ なんとなく行う気持ち。
ェ近い将来確実に行う気持ち。
ア 意志を持って行う気持ち
ウ 文意を強める気持ち。
111重傍線部「けり」は、上に係助詞の一そ」があるため、文末にあっても終止形とはならない。適当な活
用形に改めよ。
o本文中から、完了·存続の財重詞-り」を含む文節をすべて抜き出せ。
(oE)