4 空気中にある厚さ d, 屈折率nの薄膜(表面と裏面は平行)の表面に, 単色
光を垂直に当てた。 表面で反射する光 I と, 膜に入って裏面で反射し、 再
び空気中に出てくる光Ⅱとの経路差と光路差はいくらか。 また,光 I と
光IIの反射による位相の変化はどうなるか。
n
d
1 明線となる条件は 「経路差=mi」
3 光路長=屈折率× 距離 =nd
中央の明線はm=0 であるから,その隣
の明線は =1である。 したがって
|PS1-PS2|=入 入の1倍
4
図より, 経路差 = 2d,
2 明線となる条件 「dsin0=m入」 より
(2.0×10-) ×sin30°=2入
よって =5.0×10-7m
光路差 = 屈折率 × 経路差 = 2nd
光Iは屈折率小大の反射なので, 位相
がずれる (半波長分変化する)。
光Ⅱは屈折率大小の反射なので, 位相
は変化しない。