6 1章 カ学
基本問題1
基本例題1
平面運動の速度の合成
静水中での速さが4.0m/sの船で,流れの速さ 2.0m/s, 川幅 60mの川を渡る
(1) 船首を流れに直角に向けて渡るとき,出発点の真向か
いから何m下流に到着するか。
(2) 流れに垂直に渡るには,船首をどちらに向けるとよいか。
また、このとき、川を渡るのにかかる時間は何sか。
2.0m/s
Ka
60m
指針
な方向と平行な方向に分けて考える。
(2) 静水中の船の速度と流れの速度を合成した
速度が,川の流れに垂直になればよい。
解説
(2) 船首を図2のような
向きに向ければ,合成速
度が岸に垂直な向きとな
る。船首を上流に30° の
向きにすればよい。この
m/s である(図1)。したがって, 対岸に着くま : とき,合成速度の大きさ
(1) 船の運動は,川の流れに垂直
30°
4.0m/s
2.0m/s
(1) 岸に垂直な船の速度成分は4.0
図2
60
v[m/s]は,
での時間ち(s]は,
t;=-
-=15s
4.0
V3
-=2V3 m/s
2
ひ=4.0×cos30°=4.0×
また,岸に平行な速度成
分は2.0m/s である。船
は, t,[s]間,流れの向き 4.0m/s
に流されるので, 下流に
流される距離をx[m]と
すると,
求める時間も[s]は、
合成
速度
60
Dai te=
=10V3 =10×1.73=17.3 17s
2/3
2.0m/s
Q
Point 平面運動は,直交する2つの方向に
速度を分解し,各方向における直線運動に分け
て考えることができる。
x=2.0×15=30m
図1
基本例題2
公 十n.6