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を調べると Ala だった。
1 次の文章を読んで,下の問1~3に答えよ。 α-アミノ酸は略号で答えよ。
R
H-C-NH2
COOH
α-アミノ酸は,一般に右の構造をもつ。いくつかのα-アミノ酸の名称(略号)とRの構
造を下の表に示す。 表中の5個のα-アミノ酸からなるペプチドPがあり、アミノ酸の配列を,
左側をN末端(H2N-をもつ末端)として、A1-A2-A3-A4-A5と表す。ペプチドPは
次の(1)~(6)の性質をもち、表のR中のNHCOOHはペプチド結合に関与しないものとする。
(1) N末端に位置するα-アミノ酸(Ai)
名称(略号)
アラニン (Ala)
-R
等電点 分子量
- CH3
6.00
89
(2) 加水分解すると異なる5種類の
α-アミノ酸が検出された。
バリン (Val)
セリン (Ser)
-CH(CH3)2
5.96
117
-CH2-OH
5.68
105
メチオニン (Met)
-(CH2)2-S-CH3
5.74
149
(3) 濃硝酸を加えて加熱すると, 黄色
に変化した。 さらに, アンモニア水を
加えて塩基性にすると, 橙黄色に変
化した。
アスパラギン酸 (Asp)
リシン (Lys)
-CH2-COOH
2.77
133
-(CH2)4-NH2
9.74
146
チロシン (Tyr)
-CH2
OH
5.66
181
(4) 水酸化ナトリウム水溶液を加えて加熱し、酸を加えて中和したあとに, 酢酸鉛 (II) 水溶液を加えると、黒
色沈殿が生じた。
(5) トリプシンという酵素で分解すると, ジペプチドとトリペプチドに分かれた。 その二つのペプチドのそれぞれ
の等電点はどちらも中性付近であった。なお, トリプシンは, ペプチド中の塩基性 α-アミノ酸のーCOOH に
由来するペプチド結合を切断する。
(6)上記(5)で得られたジペプチドのN末端に位置する α-アミノ酸の分子量は, C末端 -COOH をもつ
末端)に位置する α-アミノ酸の分子量よりも小さかった。
問1 (3)の反応の名称を書け。また,(3)から表のどのα-アミノ酸があるとわかるか。
反応(キサントプロテイン反応) アミノ酸 (4)
問2 (4) の黒色沈殿の化学式を書け。 また, (4) から表のどのα-アミノ酸があるとわかるか。
沈殿(Pbs) アシ酸(メチオニン
問3 A2 ~A5 のα-アミノ酸を答えよ。
A3
A. (Asp) ^ (Lys) A. (Met) ^ (Tyr
A4
A5