マウス小腸の上皮細胞に由来する培養細胞が活発に分裂しているシャーレを用意し、以下の実験を
行った。なお細胞分裂の過程は、DNA合成が進行するS期、 分裂が準備される G2 期、 分裂が進行す
るM期、DNA 合成が準備されるG1期の4つの時期に分けられる。 また、 S期、G1期、M期、G2期
に要する時間は、観察したすべての細胞で差がなかった。
【実験】
一定時間経過した後 (実験開始時とする)、および、 その96時間後にシャーレの細胞集
団をばらばらにして全細胞数を計測した。 その結果を下の表に示す。 また、実験中のあ
る時期の細胞をシャーレに付着させたまま固定液で処理して核染色を行い、 光学顕微鏡
を使って 1.6 ×10個の細胞を観察したところ、 そのうち5%が分裂期の細胞であった。
実験開始 72 時間後に、細胞ごとに核のDNA量を測定し、 結果を図1に示した。
GIS Gc
II.
【実験2】
実験開始からの時間
細胞数×104個)
① B期の終わり
図2D細
DNA量(相対値)
細胞1個あたりの
N胞
初め
A期
S
B期
0
② D.期の初め
G12.
終わり
2.0
問1. この培養細胞において、 S期の開始から1期の終了までに要する時間を答えよ。
7問2.この培養細胞において、 S期に要する時間を答えよ。
7 問3 この培養細胞において、G2期に要する時間を答えよ。
△
問4. 図2は、細胞周期の各期間を進行順に並べ、 一部の時期での細胞1個あたりのDNA量(相対値)
を表したものである。 次の (①)~(③) の時期における、 細胞 1個あたりのDNA量(相対値)はい
くらか。
終初 終初
わめ
り
C期
終初
わめ
96
32
D期
③F 期の終わり
M期 GI期 S期
終初
わめ
図 1
E期
終初
わめ
細胞数
F期
(x10¹) 2
4
一終わり
初め
0
<2
GĦA
一終わり
初め
2
2~4
相対的なDNA量
4 4<
H期
終わり