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8. ある雄のマウス個体Xから体細胞と15個の精子のDNAを得た。 次に, マウスの5つの遺伝子
座 A,B,C,D,E それぞれに特異的なプライマーDNA のセットを使い, PCR によって, それぞれ
の遺伝子座のDNAを増幅した (注)。 これらの増幅される DNA は 遺伝的に異なった長さになるこ
とがわかっている。 増幅された DNAを電気泳動したところ、 図のようなDNA 染色像を得た。図中
夏の短い黒い直線が各DNAを示す。 参
(注) 実際の実験では,A~E の DNAは1つの試料として同時に増幅され、1つの寒天ゲルの中
でそれぞれの DNA の長さの違いが示された。ここではわかりやすくするため, A~EのDNAを
別々の電気泳動像として示した。
AD
B
I→
I->
I
429
C
Ⅰ→
(
細
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 電気泳動方向
(d) (5)
精子
胞 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
体細胞
体細胞
精子
胸 1 23 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
精子
胞1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
I->>>
D
I-> -
同
--
(d) (S)
二
精子
胞 1 2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
OCSORBET ----
(
() ()
(
(1) C泳動結果から, Xの遺伝子座Cについてわかることを20字以内で答えよ。
(2)Eの泳動結果から, Xの遺伝子座Eについてわかることを15字以内で答
(3)5つの遺伝子座A~Eの中で、 2つの遺伝子座が同じ染色体にあることがわかっている。
同じ染色体にあると考えられる組み合わせを遺伝子座と図中の DNA の記号 (I, II)で答えよ。
水(例:FIとGI および F-II と G-II)
(4) この実験結果をもとにして、 同じ染色体にある2つの遺伝子座について, 両者間の組換え価
(%) を答えよ。
(5)Xは2つの異なる系統のマウスを交配して得られた F, の雄である。 同時に得られた F, の雌
Xを交配して,F2の個体 Yを得た。 これまでの実験結果をもとにして、 遺伝子座 A, B, Dに
体細胞からXと同じ増幅結果が得られる場合の確率を, 計算式とともに答えよ。
なお、これらの遺伝子座の組換え価は雄雌で同じものとする。養
[九州大]