誰もが暮らしやすい社会を目指して
「人権」とは人が生まれながらにもっている「自分らしく生きる」ための権
利のこと。 「自分らしく生きる」には誰もが暮らしやすい社会である必要があ
る、と今回の人権学習「福祉体験」を通して感じました。
まず、認知症サポーター養成講座で認知症についての講演をお聞きしました。
『認知症は誰にでも起こりうる脳の病気ににるもので、認知症になると脳の働き
が悪くなってさまざまな障害が起こり、生活に支障が出てきて、それまでできて
いたことができなくなったりする。そのため本人は大きな悲しみと苦しみを抱く
ことになり、サポートする家族にも多大な負担がかかる』認知症は身近な病気だ
けれど、とても怖いものでした。しかし、『認知症について正しい知識をもち、
助け合うことができれば認知症の人もその家族も穏やかに暮らすことができる』
と教えていただきました。
次に、アイマスク体験をしました。サポート してくれる人がいて安全だと分か
っていても、前に進むのがとても怖かったです。わずかな段差や障害物など、普
段自然と避けていたものにつまずいたり、ぶつかったりしてしまいました。風や
音、人触感にも過敏に反応してしまい、少し歩いただけで疲れました。
そして車イス体験。小さな段差でも手伝っ>てもらわないと、上がったり下がっ
たりできません。 歩行者や障害物に当たらないように、うまく避けないといけな
いのでこれも一苦労でした。
誰もが暮らしやすい社会にするためには、『吉齢者や障がい、病気をもつ人た
ちの気持ちを知ること』がどれほど大事なのか、今回の学習を通して分かりまし
た。話を聞いたり実際に体験してみると、思わぬところで困ったり、不便に思っ
たりすることがあったからです。
その不便に思ったところを直していけば、きっと、少しずつそんな社会になって
いくのではないかなと思います。そして困っている人を見かけたら手を貸してあ
げる、誰もが暮らしやすい社会にするために、私も小さなカカになりたいです。