A DNAの構造
ヌクレオチド DNAはヌクレオチドが多数結合した分子である。 ヌ
クレオチドは,糖 に リン酸と塩基 が結合した化合物である(図2)。
さん
& catal
hase
DNAの糖はデオキシリボースである。 また, 塩基にはアデニン
(A), チミン (T), グアニン (G). シトシン (C) の4種類がある。
| DNAの二重らせん
DNA は, 多数のヌクレオチドが結合したヌクレオ
チド鎖からなる。ヌクレオチド鎖は、隣り合ったヌクレオチドの糖とリン酸
が交互に結合している(図3)。
えんきつい
ヌクレオチド鎖の塩基部分が、向き合うヌクレオチド鎖の塩基と 塩基対
をつくる (図4)。 向き合った塩基は、 必ず A と T, G と C が対になる。 こ
のような性質を相補性という。この性質のため、DNAの一方のヌクレオ
チド鎖の塩基配列が決まると、もう片方のヌクレオチド鎖の塩基配列も自動
的に決まる。 対になった2本のヌクレオチド鎖は, ねじれてらせん状になっ
ている。このようなDNAの構造を二重らせん という。
にじゅう
double belix
ヌクレオチド
リン酸
.
-ヌクレオチド間の結合
T(
図3 ヌクレオチド鎖
A
G
C
ヌクレオチド鎖
リン酸
ヌクレオチド鎖
A T
TA
・塩基対
G C
塩基
DNAのヌクレオチド
リン酸
P
糖
デオキシ
リボース
T G
A
アデニン チミン
DNAの塩基の種類
図2 DNAの構成単位
C
グアニン シトシン
二重らせん
AT
TA
G
TA}
G
C
塩基
A
C
CG
らせん1回転で10塩基対
10
15
図4 二重らせんの模式図 2本のヌクレオチド鎖が塩基どうしで結合し, それがねじれて
重らせんをとる。塩基はAとT,GとCが対になって結合して, 塩基対を形成する。
20
ヌクレオチ
の構成要素で
いる。 塩基
ヒトを含
しかし、各生
るので、現オ
様性が見られ
AT G
CTG
CCA
図 5 ヒト
ら数えて何個
まとめ
Topic
52.5