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5 2種類の金属A, B について次の実験を行った。 この金属A,Bは,アルミニウム、亜鉛、鉄、銅,
銀のいずれかである。 あとの問いに答えよ。
[実験1]
金属Aのかたまりと金属Bのかたまりの, 質量と体積をそれぞれ
測定した。 質量は、金属Bの方が金属Aよりも5.50g 大きかった。
また体積を測定するために,これらをそれぞれ1000cm の水を入れ
たメスシリンダーの中へ入れたところ, 水面は図1のようになった。
〔実験2] 板状の金属A,Bを同じ大きさに切り、 それぞれ質量を測定した。
これらを図2のようにうすい塩酸に入れて電池をつくり、導線でプ
ロペラつき光電池用モーターをつないでプロペラを回転させた。 こ
のとき金属Bの表面から気体が発生した。 プロペラを回転させたま
ましばらく放置したあと, 金属A,Bの板を取り出し, よく乾かし
て再び質量を測定した。 金属Bの質量は変化がなかったが, 金属A
の質量は減少していた。
図1(目盛りの単位はcm²)
-16
-16|
-14
121
-10|
金属Aを
入れたとき
金属Bを
入れたとき
問1 アルミニウム、亜鉛、鉄、銅,銀に共通してみられる性質は何か。 最も適当なものを次のア~エか
ら1つ選んで,その記号を書け。
ア 金づちでたたくと割れる。
イ水よりも密度が小さい。
ウ磁石につく。
エ 電気をよく通す。
14.3-10
問2 実験1で用いた金属Bのかたまりの体積は何cmか書け。
12-10=2
問3 実験2で用いた金属Aの板の質量が減少した理由を、 「電子」, 「イオン」の2つの語句を用いて,簡
潔に書け。
問4 実験2で、電池の一極となったのは金属Aと金属Bのどちらか。
また、このとき導線中を流れる電流の向きは、 図2の①と②のどち
らか。最も適当な組み合わせを次のア~エから1つ選んで, その記
号を書け。
ア 金属 A, ①
ウ 金属 B, ①
図2
プロペラつき
光電池用
モーター
イ金属 A, ②
金属 A-
金属B
金属 B②
発泡
ポリスチレン
うすい塩酸
問5 実験 1,2の結果から金属Aがどの金属かを判断し, その元素記号を書け。 また, 実験1で用いた
金属Bのかたまりの質量は何gか。 四捨五入して小数第1位まで書け。 なお, アルミニウム、亜鉛,
鉄、銅、銀の密度は下の表のとおりである。
表
金属
アルミニウム
亜鉛
鉄
銅
銀
[g/cm³)
2.70
7.13
7.87
8.96
10.5