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第1章 身のまわりの物理現象
発展問題
ばねを利用したはかりを使って実験を行った。ただし、100gの物体にはたらく重力の大きさを
(徳島)
INとし, ばねの質量は考えないものとする。 あとの問いに答えなさい。
【実験】 ① 2000g用の台ばかりの側面の部分を開けて調べたところ、内部には、ばねが1本あった。
図1は、台ばかりのようすを模式的に表したもので、ばねの長さは13.5cmであり、針は0g
を指していた。
図 1
図2
図3
台
歯車を回転
させる金具
F000000
13.5cm
針
0000000
針
1800g
C1600g]
14006
1200g
600g
歯車
歯車
ばねと台をつなぐ金具
ばねと台をつなぐ金具
②台ばかりの台に 500gのおもりを
のせ、このときのばねの長さを調べた
ところ, 14.0cm であった。 その後,
おもりの質量(g)
ばねの長さ(cm)
0
13.5
500
1000 1500 2000
14.0 14.5 15.0 15.5
おもりの質量をかえて,同様の実験を行った。 表は,その結果をまとめたものである。入
③ ばねを台ばかりからとり外し、ばねに力が加わっていないときのばねの長さを測定したとこ
ろ, 12.5cmであった。
実験で使った台ばかりを、 図2は横から,図3は前から見て、そのしくみの一部を模式的に
表したものである。このばねは,上端が固定され、下端は上下に動く金具とつながっている。
このばねがのびると, 図3のように歯車を回転させる金具が下がり, 針が回るようになっている
(1) 図2のように,台ばかりの台に何ものせていないときにも、図4
台や金具の重力が, ばねにはたらいている。 台ばかりの台に
何ものせていないとき, ばねにはたらいている力の大きさは
何Nか。
[
]
14.0
(2)表をもとに,台にのせたおもりの質量と, ばねののびとの
関係を表すグラフを図4にかきなさい。 ただし, ばねののび
はばねに力が加わっていないときのばねの長さからののび
とする。
ばねののび
ば3.0
2.0
[cm] 1.0
0
(3)図5は1000g用の台ばかりの目盛りの一部を示している。
実験で使った台ばかりの目盛りを図5の目盛りにし、さらに
ばねをかえて1000g用の台ばかりをつくることにした。その
ためには、台に何ものせていないときに針が0g を指し,台
に1000gのおもりをのせたときに針を360°回転させるばね
が必要である。このばねに力が加わっていないとき, ばねの長さは何cmか。 ただし、目盛り
0
1kg
100g
900g
0
500 1000 1500 200
台にのせたおもりの質量[g]
図5
ばね以外の条件は変えないものとする。
[