問5
同じ大きさのメダルが4個ある。 この4個のメダルの両面には1,2.
3,4の数がそれぞれ1つずつ書かれており,両面に書かれた数の和
はどのメダルも5になっている。 右の図1は、表と裏に書かれた数が
4と1のメダルを示しており、表と裏の数の和は5である。
これら4個のメダルが、図2のように、4つに仕切られた台の上に
1個ずつ, 左から1,2,3,4の順に1列に並べられている。 1から6
までの目の出る大小2つのさいころを投げ, 大きいさいころの出た
目の数をα. 小さいさいころの出た目の数をもとする。
メダルの操作は、次の 【規則1】 【規則2】 にしたがって行うもの
とする。
図2
図1
表
12
3
裏
【規則1】a>b となったときは,a-bの差を,a<bとなったときは,b-aの差をそれぞれ得点とし、
得点と同じ数が書かれたメダルを裏返す。
【規則2】 a=b となったときとa-bb-aの差が5になったときは、得点は0点とし、何もしない。
例
大小2つのさいころを同時に投げて,大きいさいころの出た目の数が4で, 小さいさいころの出
た目の数が3のとき, 【規則1】 を適用して, 4-31 で得点は1点になり, 1が書かれたメダル
を裏返す。
大きいさいころの出た目の数が1で,小さいさいころの出た目の数が3のときも 【規則1】を適
用して, 3-1=2で得点は2点になり, 2が書かれたメダルを裏返す。
いま, メダルが図2のように並べられているとする。
大, 小2つのさいころを同時に1回投げるとき, 操作後のメダルに書かれた数の和が最も大きくなる
確率を求めなさい。 ただし, 2つのさいころの目の出方は同様に確からしいものとする。