資料 1 資料 3
○感染症の原因と発病
インフルエンザなどの感染症は、病気の原因となる病原体に感染する
さいきん★1
★2
ことで起こります。 感染とは、細菌やウイルスなどの病原体が体の中に
しんにゅう
侵入して増えることをいいます。
せき
は
病原体は,咳やくしゃみのしぶき, 吐いた息によって体外に出される
とぶつ
おせん
空気,便やおう吐物、病原体で汚染された食物などを通して人から人へ
しょう
感染します。感染経路 (病原体が運ばれる道すじ)や発病したときの症
状は、病原体の種類によって異なります。
じょう
しんさつ
病原体に感染し, 発熱や咳などの症状が出たり、診察や検査で異常が
見つかったりして体調に変化が認められることを, 感染症の発病といい
ます。 感染症にかかった場合には,病気から回復することはもちろん、
周囲に感染を広げないためにも,できるだけ早く適切な治療を受けるこ
とが大切です。
ちりょう
感染症に関係する条件
資料 2
しつど
かんきょう
病原体の感染には,気温や湿度などの自然環境条件と、住居の衛生状態,
もう
人口密度,交通網の発達などの社会環境条件が複雑に関係しています。
しかし、病原体に感染しても、 必ず発病するとは限りません。 感染症
ていこう
の発病には、感染者の抵抗力や栄養状態など,主体の条件も大きく関係
しています。
さいぼう
けんびきょう
★1 細菌は細胞構造を持ち, 大きさは0.001mm程度で、通常の顕微鏡で見ることができる。
また、自分の力で増えていく。
★2 ウイルスは細胞構造を持たず, 大きさは0.0001mm程度で,電子顕微鏡でしか見ることができない。
また、生物に入り込んで増えていく。
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