を使った
現在の家について考
みが始
公民
まりだした1993年に環境都市宣言を行いま
生活環境の改善 生物の多様性の保
全再生可能エネルギーの活用 循環型社会
の実現などに向けて、人々が住みよいまちづ
くりのための施策を継続して行っています。
とく
人々が安心してく
らせる環境を実現
するためには、ど
このような取り組み
がくだろうか。
+α 遺伝子情報と人権
遺伝子情報は, 絶対に変えることができない個人情報で、体格や
病気になりやすいといった体質, 運動の能力など, 遺伝子から解読
できるあらゆることがプライバシーに含まれます。 また, 両親など
の家族や将来の子孫にも影響する点で、他の個人情報に比べて保護
すべき範囲が広がります。 遺伝子の診断結果によって、親子関係や
健康に関する重大な情報がわかった場合の, 子孫を含めた家族の知
る権利あるいは知らないでいる権利の保障は課題です。 また,
児の遺伝子情報を出産前に知っておきたいという人もいます。
ただし, 遺伝子だけが原因で発病する病気よりも、 病気の多くは
生活習慣や環境などによって発病するかどうかが決まります。 しか
し、遺伝子の診断結果だけを見て、 就職 結婚 生命保険の審査な
どで差別を受けるという問題も発生するかもしれません。 外国には、
こうした遺伝子による差別を禁止する法律がありますが、 日本には、
まだありません。 個人の人権を守るための法律や、個人情報を研究。
や医療で適切に取りあつかう方法を考えていかなければなりません。
・がんの診断
抗がん剤の効果
の副作用
の正
・遺伝子校の
よう
自分科学育っ たの
人材をすることができ
緑のカーテンがある小学校(東京都板橋区) 身近
な地球温暖化対策の1つとして、家庭や地域への「緑の
カーテン」の普及を行っています。 「緑のカーテン」 は、 植
物を窓の外に茂らせることで、夏の強い日差しや外からの
熱をやわらげ、室温の上算をおさえます。これにより、 浴
男の使用が減って、 室外機の熱も減るので、ヒートアイラ
ンド現象の緩和が期待されています。
2環境教育の推進 地域の農家を外部講師に招
き、農業を学ぶなど環境教育を推進しています。
学習課
科学技術の発展は、私たちの人
権にどのような変化をもたらし
たでしょうか。
見方・考え方 個人の尊重
環境権や自己決定権の意義を、個人の
尊重に着目して理解しましょう。
日照権 ビルの上の部分を斜面にして
日照権を確保します。
62 第2 私たちの生活と
じんけん ほしょう
⑧ 社会の変化と人権保障 -科学技術と人一
けいざい
1950年代後半からの高度経済成長や科学技
はってん
P.14
環境権
術の発展は、人々の生活を豊かにしましたが,
公害や自然破壊などの社会問題も生み出しました。大気汚染や水質
月
▶P.170
の悪化などによって健康に被害が出たり、無秩序なビルの建設に
よって住居への日当たりがさえぎられたり乱開発で自然が破壊さ
れたりしました。そこで,人間らしく生活できる環境を求める権利
として、環境権が主張されるようになりました。環境権は,生存権
と関係が深い権利と考えることができます。
P.243
やぐわり
せいそん
環境基本法は、環境への負担が少ない持続可能な社会をつくる
止めに国や地方公共団体、企業が果たすべき役割を定めています。
環境は、一度破壊されてしまうと,もとにもどすのは困難です。道
路やダムなどの開発事業を行うときには、自然にどのような影響が
えいきょう
あるかを調査 (環境アセスメント)してから決めることや, 地球温暖
化防止のため二酸化炭素の排出量を規制する政策が不可欠です。ま
た。 環境基本法は、生物の多様性が確保された環境が,
基盤であると明記しています。
日本には、どのよう
人類生存の
5
10
15
自己決定権
子どもをもつかどうかなど個人の生き方や生
活のスタイルは,私たちがそれぞれ自分の考
ほしょう
え方に従って決定する自由を保障されるべきだというのが、自己決
いけん
定権です。 例えば, 病気になったときに, 病気について正しい説明
りょう
を受け,理解したうえで, 治療などの医療行為を自分の責任におい
せんたく
て選択する (インフォームド・コンセント)という考え方があります。
えんめい
また,延命治療を拒否する意思表示をしたり、 自分の死後に移植の
ぞうきていきょう
P.250 販売
ため臓器提供するかどうかをカードに記入して持ったりすることも,
P250 MMA
そんちょう
5
自己決定権を尊重するためのものです。
科学技術の発展と 科学技術の発展を支えているのは,学問や研
人権
究の自由ですが, さまざまな課題も出てきま
いし
した。 遺伝子に関する研究分野では, 有効な治療方法がなかった難
について細胞移植による治療が本格化していますし、遺伝子診断
によってある病気になりやすいことを知ることができます。 しかし、
遺伝子診断は差別やプライバシーの問題につながる可能性がありま
す。 人間の遺伝子をあつかう研究は,特に慎重でなければならず,
厳重な管理のもとで行われる必要があります。 また, 全く同じ遺伝
子をもつ個体をつくるクローン技術によって家畜の改良ができます
が、クローン技術の人間への応用は法律で禁止されています。
ほうりつ
しんちょう
ドナー 0120-22-0189
1. 2. 3. いずれかの番号を○で囲んでください。)
私は心が停止した後のいずれでも、移植の為に
器を提供します。
2.私は
3. 私は、
停止した死に限り、移植の為にを提供します。
提供しません。
(1又は2を選んだ方で、したくないがあれば、×をつけてください)
心臓
[特記
年月日
本人署名 (自筆)
署名 (自筆)
森口
5臓器提供意思表示カード 運転免許証
や一部の健康保険証にも、 臓器提供の意思
表示欄があります。 記入するかしないかは任
意です。
科学技術の発展とかかわる人権問題をあ
げて、その内容を説明しましょう。