Wさんは、酸化銅や酸化銀から酸素をとりのぞくことができるかどうかを調べる実験を行いまし
た。
コ
(1) 酸化銅4.0gと炭素の粉末0.3g をよく混ぜ合わせたのち, かわいた試験管Aに入れた。
(2) 酸化銅4.0gを, かわいた試験管Bに入れた。
実験3
(3) 酸化銀4.0g を, かわいた試験管Cに入れた。
装置では気体が発生して, 石灰水が白くにごったが、図5の装置では気体が発生せず, 図6
の装置では気体が発生したが, 石灰水に変化は見られなかった。
(4) 試験管A~Cを,それぞれ図4,図5および図6のような装置で加熱したところ,図4の
(5) じゅうぶんに加熱したのち, 試験管A~Cの中の物質を調べたところ, 試験管Aでは酸化
銅と炭素がそれぞれ完全に反応して銅ができていたが, 試験管Bでは酸化銅がそのまま残っ
ており,試験管Cでは酸化銀が完全に反応して銀ができていた。
酸化銅と
炭素の粉末
|試験管B
試験管C
試験管A
酸化銅の粉末
酸化銀の粉末
ゴム栓
ガラス管
ゴム栓
レゴム栓
ガラス管
ガラス管
石灰水
石灰水一
石灰水一
図4
図5
図6
2 Cu0+C→2CutCO2
問5 次の文は, Wさんが, 実験3の結果から,物質と酸素の結びつきやすさについて考察したも
のです。文中のI
IIにあてはまる物質名をそれぞれ書きなさい。(4点)
実験3の結果から,銅, 銀,炭素のうち, 酸素と最も結びつきが強い物質はIであ
り,酸素と最も結びつきが弱い物質はIであると考えられる。